『日本三代実録』(にほんさんだいじつろく)は、日本の平安時代に編纂された歴史書。六国史の第六にあたり、清和天皇、陽成天皇、光孝天皇の3代にあたる858年8月から887年8月までの30年間を扱っています。901年に成立。編者は藤原時平、菅原道真、大蔵善行、三統理平など。編年体の漢文で書かれました。全50巻。
ちなみに「六国史(りっこくし)」とは、古代日本の律令国家が編纂した6つの一連の正史のこと。一部に紀伝体的要素をとりいれつつも、概ね編年体で記されています。
①日本書紀:神代から持統天皇まで(?- 697年)。成立は720年
②続日本紀:文武天皇から桓武天皇まで(697年-791年)。成立は797年
③日本後紀:桓武天皇から淳和天皇まで(792年-833年)。成立は840年
④続日本後紀:仁明天皇(833年-850年)。成立は869年
⑤日本文徳天皇実録:文徳天皇(850年-858年)。成立は879年
⑥日本三代実録:清和天皇から光孝天皇まで(858年-887年)。成立は901年