ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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藤原時平

藤原基経の嫡男として、若くして出世。醍醐天皇が即位すると左大臣として政治の実権を握りますが、醍醐天皇の父・宇多上皇によって菅原道真が右大臣に配せられており、時平にとっては道真が目の上のたん瘤となっていました。901年に昌泰の変にて、時平は道真の左遷に成功。その後、時平は醍醐天皇とともに精力的に政治を行い、延喜2年に最初の荘園整理令を出し、また『延喜』の編纂も行いました。後年、醍醐天皇の治世は「延喜の治」として理想化されましたが、909年に時平は39歳の若さで死去。歴史書の『扶桑略記』では、道真の怨霊によるものとされました。藤原北家の嫡流は、時平の弟・忠平の系統へとうつりました。道真を左遷した人物として、時平は後世極悪人として描かれることも多いです。

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