ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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新井白石

新井白石(あらい はくせき)は、江戸時代中期の旗本・政治家・朱子学者です。学問は朱子学にとどまらず、歴史学、地理学、言語学、文学と多岐に亘りました。一介の無役の旗本でありながら6代将軍・徳川家宣の侍講として御側御用人・間部詮房とともに幕政を実質的に主導し、正徳の治と呼ばれる一時代をもたらす一翼を担いました。家宣の死後も幼君の7代将軍・徳川家継を間部とともに守り立てましたが、政権の蚊帳の外におかれた譜代大名と次第に軋轢を生じ、家継が夭折して8代将軍に徳川吉宗が就くと失脚し引退。晩年は著述活動に勤しみました。

著書は多岐に亘り、

『藩翰譜(はんかんふ)』:諸大名の家系図を整理

読史余論(とくしよろん』:日本の通史歴史書

『古史通(こしつう)』:古代史について書き、邪馬台国の位置を大和説と主張(のちに晩年に九州説に転じましたが)

『西洋紀聞(せいようきぶん)』:密入国したシドッチへの尋問後に記した西洋事情の書

『折たく柴の記(おりたくしばのき)』:回想録

などなど様々な書物を残しています。

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