紫式部(むらさき しきぶ)は、平安時代中期の歌人・作家・女房(女官)。藤原道長の娘で、一条天皇の中宮である藤原彰子(後朱雀天皇の母となる)に仕えました。
『源氏物語』の作者として著名ですね。歌人としては、『百人一首』の和歌が知られており、『紫式部日記』(18首)、『紫式部集』、『拾遺和歌集』などにも和歌が残っています。娘の大弐三位とともに『百人一首』、『女房三十六歌仙』にも選出されています。
本名は伝わっていません、紫式部は通称です。源氏物語に登場する「紫の上」と父が式部省関係の仕事だったことからつけられたのではないかと推測されています。