ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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舎人親王

舎人親王(とねりしんのう)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての皇親・政治家。天武天皇の第六皇子で、淳仁天皇(淡路廃帝)の父。死後に淳仁天皇の父として崇道尽敬皇帝(すどうじんきょうこうてい)の諡号を贈られました。

最大の業績は、『日本書紀』編修事業の総裁を務めたこと。

天武天皇の諸皇子の中で最後まで生き残り、奈良時代前期には長屋王とともに皇親勢力の中心的存在として重用されましたが、聖武天皇が即位すると、舎人親王は次第に藤原氏寄りに傾斜した活動を行うようになります。

729年2月に起こった長屋王の変では長屋王を糾問し自害させます。729年8月には藤原不比等の娘・光明子の立后をサポート。そして、731年8月には藤原四兄弟全員が議政官に加えられるように計らいました。

735年11月14日に天然痘が蔓延する平城京で死去。享年60。

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