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寛政の改革

寛政の改革(かんせいのかいかく)は、江戸時代中期、松平定信が老中在任期間中の1787年-1793年に主導して実施した幕政改革のことです。享保の改革天保の改革と合わせて三大改革と称されます。

個別具体の政策については、以下の別項に委ねますが、全体的な特徴として「倹約」による幕府財政再建路線ですね。緊縮財政です。それに加えて、学問の統制や幕府権威の向上策を施しました。その一方で、天明の大飢饉からの天明のうちこわしという状況の中、現代における「国民福祉」のような政策も実施していきました。

松平定信による寛政の改革は、尊号一件での家斉との対立、予算削減による大奥の不満、緊縮政治による武士・庶民の不満などなど様々なことが重なってでしょうが、わずか6年で終わってしまいました。しかし、定信は解任されてしまいましたが、彼を支えたメンバーは幕閣に引き続き残り、その後20年以上に亘って、寛政の改革の流れを汲んだ政治が進められました。

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