ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
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高望王

平 高望(たいら の たかもち)は、平安時代中期の臣籍降下した元皇族。皇族時代は高望王。桓武天皇の孫(もしくは曾孫)にあたり、桓武平氏の祖です。889年に平姓を賜って、臣籍降下しました。その後、898年に上総介(上総は現在の千葉県北部あたりの長官)として、現地に家族ともども赴任します。任期が過ぎても高望は帰京せず土着化。在地勢力との関係を深め、関東の未墾地を開発していきました。当然、開墾地の防衛・警備が必要になるため、武士団を形成していき、関東に勢力を広げていきました。

ちなみに902年に西海道の国司となったため、大宰府に赴任。911年に同地で没したようです。ということは、901年の昌泰の変で失脚した菅原道真と一緒に過ごしていたんでしょうね。

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