日米修好通商条約(にちべいしゅうこうつうしょうじょうやく)とは、日本とアメリカとの間で結んだ通商(貿易)に関する条約です。もともとペリーさんが来航して、日本はアメリカと1854年(嘉永7年)に日米和親条約を結んでいましたが、ここではあくまでも「仲良くしようね」ってだけで、アメリカの船舶が日本の港で燃料や食糧を補給することは許可されましたが、貿易をどうするかのルール(条約)は結びませんでした。貿易もしたいアメリカとしては、和親条約に引き続いて通商条約も結ぶ必要があり、締結されたものが日米修好通商条約です。アメリカ側に領事裁判権を認め、日本に関税自主権が無く、日本だけがアメリカに最恵国待遇を約束するなど、日本側に不利な不平等条約でした。
ざっくり用語解説
日米修好通商条約
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