ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
ラジレキ

石上宅嗣

「いそのかみ の やかつぐ」

経書・歴史書を大変好み、幅広い書籍に通じ、文を作ることも好んで、草書・隷書とも上手だったと伝わる文化人。漢詩も上手で、風景山水に出会うたびに詩文の主題とした風流の人。『経国集』に作品が収められていて、淡海三船と並んで文人の筆頭と称されました。

その一方で、政争激しい奈良時代において、当時権力を握っていた藤原仲麻呂を除こうとして失敗、764年正月に大宰少弐として大宰府に左遷される経験も持っています。左遷されたものの同年9月に発生した藤原仲麻呂の乱によって、藤原仲麻呂が敗死・失脚すると、復権しました。

その後は、時代の節目節目で政局を見誤らずに出世を果たし、最終的には大納言に昇進し、右大臣・内大臣に次いで、第三位の席次にまで上り詰めました。

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