中岡慎太郎(なかおか しんたろう)は、幕末の土佐藩士、日本の志士です。文久元(1861)年、武市瑞山が結成した土佐勤王党に参加。1863年に土佐勤王党が弾圧されると脱藩して長州に亡命して志士(尊王攘夷運動家)として活躍します。特に坂本竜馬と協力して慶応2(1866)年に薩長同盟を締結させました。また、同年陸援隊を組織して隊長となり、以後武力討幕を目指して活動していましたが、大政奉還後の慶応3年11月15日(1867年12月10日)に坂本竜馬と共に京都近江屋で襲撃を受けました。竜馬は即死あるいは翌日未明に息絶えましたが、慎太郎は2日間生き延びて、暗殺犯の襲撃の様子などを詳細に語ったのち、死去。中岡の証言をもとに、各種コンテンツにおける坂本竜馬の最期のシーンが描かれているわけです。
ざっくり用語解説
中岡慎太郎
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