第49代天皇。天智天皇の第7皇子・施基親王の第6皇子。諱を白壁王といいます。現時点(2024年)では即位したときの年齢が最高齢の天皇。平安京に遷都した桓武天皇のお父さんです。
764年に起きた藤原仲麻呂の乱(恵美押勝の乱)鎮圧に功績を挙げ、称徳天皇の信任を得て、766年には大納言にまで昇進しました。しかし、度重なる政変で多くの皇族たちが粛清されていく中、白壁王は専ら酒を飲んで日々を過ごす事により、凡庸・暗愚を装って難を逃れたと言われています。
770年に称徳天皇が後継者を定めないまま死去すると、天智天皇系統であるものの、白壁王が61歳の高齢ながらも天皇に即位することになりました。