貴族院(きぞくいん)は、大日本帝国憲法下の日本において帝国議会を構成した上院です。1890年(明治23年)11月29日から1947年(昭和22年)5月3日まで設置されていました。両院制(二院制)を採用していた帝国議会の一翼を担い、下院にあたる衆議院とは同格の関係にありましたが、予算先議権は衆議院が有していました。貴族院令に基づき皇族議員、華族議員及び勅選議員によって構成され、解散はありません(というかそもそも選挙で選ばれていませんからね)。議員任期は7年の者と終身任期の者がいました。1947年(昭和22年)5月3日の日本国憲法施行により、華族制度と同時に廃止され、国会の上院として参議院(さんぎいん)が設立されました。
ざっくり用語解説
貴族院
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