華族(かぞく)とは、1869年(明治2年)から1947年(昭和22年)まで存在した明治以後の近代日本における貴族階級のことです。版籍奉還が行われた明治2年6月17日(1869年7月25日)に公卿(公家の堂上家)と諸侯(大名)の称が廃されて、華族と改められました。その後、明治17年(1884年)7月7日に公布された華族令によって公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の五爵制が定められました。華族には、旧貴族や旧将軍・大名家などに加え、「国家に勲功ある者」も登用されました。
ざっくり用語解説
華族
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