ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

日本史の学び直し.com

  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
ラジレキ

衆議院

衆議院(しゅうぎいん)は、大日本帝国憲法下の日本において帝国議会を構成した下院です。両院制(二院制)を採用していた帝国議会の一翼を担い、上院にあたる貴族院とは同格の関係にありましたが、予算先議権は衆議院が有していました。

選挙権は、帝国憲法下では1890年(明治23年)年の帝国議会開設から1925年(大正14年)の男子普通選挙法制定までは、1年以上その府県内において一定額以上の直接国税を納めている者に制限されていました。また、在外邦人には選挙権はなく、皇族、華族の戸主、陸海軍現役軍人にも選挙権はありませんでした。

被選挙権は、30歳以上の日本内外地籍を問わず、日本国籍の男子なら立候補出来ました。選挙権には普通選挙法制定まで納税資格が設けられていましたが、被選挙権はそれ以前の1900年に納税資格が撤廃されています。選挙権と同じく、皇族、華族の戸主、現役軍人には被選挙権もありませんでした。一方、選挙権はありますが、被選挙権がない者としては判事・検事、会計検査官、収税官吏、警察官吏がいました。

関連する学び直しノート