ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
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将軍継嗣問題

将軍継嗣問題(しょうぐんけいしもんだい)は、江戸幕府13代将軍・徳川家定の後継を巡って生じた政争です。徳川慶福(のち家茂)を押す南紀派と、一橋慶喜を押す一橋派に分かれて争っていました。血筋としては、慶福の方が近いということで、保守層は南紀派を支持する一方、国事多難の時期の将軍としては英邁な評判のある慶喜の方がふさわしいと革新層は一橋派に与しました。

最終的には、南紀派の井伊直弼大老の地位についた後、家定の名前で、後継者は慶福とするとされ、家定が死ぬと徳川慶福は家茂(いえもち)に名を改めて14代将軍に就任しました。大老・井伊直弼はその後、安政の大獄という一橋派を初めとする反対派の粛に乗り出します。

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