ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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朱印船

朱印船(しゅいんせん)は朱印状(徳川将軍の朱印の押した渡航許可状)を外交・携えて貿易を行った船のことを指します。関ヶ原の戦いに勝利し、江戸幕府を開府した徳川家康は海外交易にも熱心で、1601年以降、安南(ベトナム)、スペイン領マニラ、カンボジア、シャム(タイ)などの東南アジア諸国に使者を派遣して外交関係を樹立し、1604年に朱印船制度を実施しました。これ以後、1635年まで350隻以上の日本船が朱印状を得て海外に渡航します。朱印船は必ず長崎から出航し、帰港するのも長崎でした。なお、明は日本船の来航を禁止していたので、(ポルトガル居留地マカオを除けば)朱印船渡航先とはならず、また、朝鮮との交易も対馬藩に一任されていましたので、朱印状は発行されませんでした。

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