ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

日本史の学び直し.com

  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
ラジレキ

桑名藩

桑名藩(くわなはん)は、江戸時代に伊勢国桑名に存在した藩で、藩庁は桑名城(現在の三重県桑名市)です。幕末には、美濃高須藩松平家から松平定敬が婿養子として藩主に就任しました。この定敬は会津藩主・松平容保の実弟にあたり、会津藩・松平容保が京都守護職に就任していたことから、1864年に京都所司代に任命され、定敬は容保と兄弟のコンビで京都の治安と西国の監視監督を務めました。池田屋事件や禁門の変はこの兄弟の時代に起こっています。

この会津藩・桑名藩と、一橋家当主・徳川慶喜とが協調して政治を進めていたことを、一会桑政権(いっかいそうせいけん)と呼び、孝明天皇からの信任を背景として江戸の幕閣からも独立して権力を行使しました。ただ、それだけに長州藩はもとより薩摩藩からも打倒目標とみなされるようになりました。

関連する学び直しノート