孝明天皇(こうめいてんのうは、日本の第121代天皇(在位: 1846年3月10日〈弘化3年2月13日〉‐ 1867年1月30日〈慶応2年12月25日〉)です。仁孝天皇の息子で、明治天皇のパパにあたります。そのため、一世一元の詔発布前、そして生涯を平安京内で過ごした最後の天皇です。明治時代になる前の最後の天皇ってことです。
幕末の混乱期において、討幕派が勢いづいていましたが、孝明天皇自身は、従来どおり幕府に政治を任せる大政委任論で、妹の和宮を14代将軍・徳川家茂に降嫁させるなど公武合体路線でした。討幕なんて考えていなかったというのが定説です。そのため、討幕運動がピークに達した際の突然の病死は従来から暗殺説がまことしやかに流れてしまっています。