池田勇人(いけだ はやと)は、大蔵官僚出身の政治家です。大蔵官僚を経て終戦後まもなく政界入りすると、吉田茂の右腕として頭角を顕し、吉田内閣の外交・安全保障・経済政策に深く関与しました。佐藤栄作と並ぶ「吉田学校」の筆頭格です。保守合同後は自民党の宏池会の領袖として一派をなし、1960年に首相に就任しました。ちなみに19世紀生まれの最後の首相。所得倍増計画を打ち出し、戦後日本の高度経済成長の進展に最も大きな役割を果たしたと評価されています。