ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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士農工商

士農工商(しのうこうしょう)とは、江戸時代の職能に基づく身分制のことです。 社会を構成した主要な身分である武士・農民・職人・商人を意味し、これらは総称して「四民」(しみん)と呼ばれます。 四民以外にも、武士に準ずる身分として公家(くげ:朝廷に仕える貴族)や僧侶、神官などがありました。また、四民の外として、賤民身分かわたひにん)があるなど、士農工商だけでは江戸時代の身分は表現しきれないのですが、「武士が一番えらい、お米を作ってくれてる農民が二番目にエライ!」という思想を表していますね。何も生み出さずに、商品を右から左に動かしているだけと考えられた商人・商業が最下層という点がポイント。「石高」という風に農業生産力で大名の力をはかる時代だったので、農本主義だったのです。その結果、商業に力をいれて社会・経済を動かすという変革・改革が遅れてしまうことになったのです。朝鮮出兵という対外戦争してまで、自由貿易を追い求めた豊臣秀吉の時代とは大違いなのが、よくわかります。

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