ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

日本史の学び直し.com

  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
ラジレキ

「日本国王」とあらためさせた

新井白石によって、それまで使っていた「日本国大君」では、「大君」がなんなのかよくわからんということで、「日本国王」という分かりやすい名称に変更しました。国内では強い反対があったとありますが、それは「王」とすると、「皇帝」「天皇」よりも格下になってしまうため、中国皇帝よりも格下感が出てしまうことを嫌った側面があります。

現代で考えると、中国の政治権力のトップが「国家主席」その下にナンバー2として「首相」がいます。日本やイギリスといった立憲君主制の国では、政治権力のトップが「首相」(形式上、上位に天皇、国王がいます)となります。そのため、中国が「日本の首相と会話するのは、うちの中国の首相(ナンバー2)でいいだろ。」と言い出したとしたら、「いやいやおかしいだろ!「首脳会談」としては、政治トップの国家主席と日本首相じゃないと釣り合わない」となりますが、実際に日中関係が悪いときなどは、中国は「首相」という名称にこだわって日本との首脳会談を拒否することがあります。

ややこしいですね。たかが称号・名称なのですが、与えるイメージというものがあります。

「えっ社長さんなんですか!?すごいですね」って会話イメージできますよね?でも社長なんて、誰でも簡単に1円資本で作れるわけですから、肩書だけみても意味ないんですよね。

関連する学び直しノート