ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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兵農分離

兵農分離(へいのうぶんり)とは、戦国時代から江戸初期にかけて行われた、武士とそれ以外(農民など)に分ける身分的分離政策のことです。逆にいうと戦国時代というのは、治安状態は最悪でしたから、農民は自分たちの村を守るために武装していましたし、商人や僧侶たちだって身を守るために武装をしていました。日本全国全員がある意味で「武士」だったわけです。治安が悪いから、みんな武装する。みんな武装しているから、治安が悪いみたいな悪循環な側面もあり、これを打破するために、豊臣秀吉は天正16年(1588)刀狩り令によって刀を民間から吸い上げて、兵(武士)と農(一般民衆)の身分的差別を明確にしていったのでした。

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