刀狩(かたながり)は、豊臣秀吉以外にも出されていますが、この時出された内容は、
・百姓が刀や弓、槍、鉄砲などの武器を持つな
・取り上げた武器は方広寺の大仏の釘とかにする、百姓はあの世でも救われるぞ
・百姓は農具だけもって耕作しろ
といった内容です。ここでは、百姓だけが対象となっていますが、戦国時代というのは、武士だけでなく全員が武装していた時代です。まさに「戦国」の世のわけです。何も百姓だけが武装していたわけではなく、僧侶も商人も武装してました。徐々に武士以外から武器を取り上げていくんですね。この刀狩令という命令が出たタイミングと同時に「海賊停止令(かいぞく ちょうじれい)」も出されていて、海上の民たちにも武装解除を命じていきます。