「現世利益(げんせりやく)」とは、この世で受けられる仏の恵みのことで、しあわせという意味。 「現世」は、現在、生きている世のことで、仏教でいう前世、来世とともにある三世の一つ。 「げんぜりやく」と読むことも。
「来世に期待するぜ!」とか「前世の悪業が祟ってしまって」とかではなく、「今を生きよう!」的な感覚ですね。なので、今生きている「現世」をよくするために、念仏や祈祷(きとう)などの法力によって無病息災・長寿延命・国家安穏などの利益を授かれるようにします。
なんで、こんなことが真言宗の空海が、出来るかというと、「真言(マントラ、(仏の)真実の言葉、秘密の言葉)」を唱えて「秘密の呪法」を使うことによって、「宇宙の真理そのもの」である大日如来に働きかけることにより、何もかもをそこから取り出すことができるわけです。だって宇宙そのものなので、オールマイティーに何でも出せちゃうんですよ。
すなわち、空海がドラえもんであり、四次元ポケットが大日如来。真言を唱えることで四次元ポケットにアクセスして、そこから何でも取り出せるみたいなイメージです。
(たとえが下手ですみません。。。)