ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
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  • 武家社会の動揺
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  • 明治維新と近代国家の形成
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検非違使

検非違使(けびいし)は、日本の律令制下の令外官の役職。「非違(不法、違法)を検察する天皇の使者」の意。検非違使庁の官人。主に京都の治安維持と民政を所管しました。

平安時代の816年が初見で、その頃に設置されたと考えられています。当時の朝廷は、桓武天皇による軍団の廃止以来、軍事力を事実上放棄していました。その結果、当然のように治安が悪化してしまったために、せめて京都だけでも安全にしようと、軍事・警察の組織として検非違使を創設したのです。軍事・警察組織ですから、のちに武士の出世の登竜門となっていきます。

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