ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

日本史の学び直し.com

  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
ラジレキ

末法

仏教の仏陀以降の時代を捉えるにあたって「正法・像法・末法」という三時(さんじ)の区分があるのですが、末法というのは、仏陀が生きていた時代から遠く隔たってしまったため、仏教の教えが次第に微細・瑣末になってしまい、僧侶が戒律を修めず、争いばかりを起こして邪見がはびこり、釈迦の仏教がその効力をなくしてしまう時期とさています。

三時の長さのとらえかたには諸説ありますが、日本では、西暦1052年から末法が始まると考えるのが、主流となっていきます。

一方、教科書35ページの仏教伝来では、南都六宗三論宗では、552年と考えていて、その年に日本に仏教がやってきたとしたいという思惑から、日本書紀に552年に伝来したと記載した(実際には違うのに)のではないかと考えられています。

関連する学び直しノート