萩の乱(はぎのらん)は、1876年(明治9年)に山口県の萩で起こった明治政府に対する士族反乱の一つです。1876年10月24日に熊本県で起こった神風連の乱と、同10月27日に福岡県で起こった秋月の乱に呼応して、山口県士族の前原一誠(元参議)ら約200名によって起こされました。この中には、後の内閣総理大臣(第26代)となる田中義一も当時13歳で反乱に参加していました。こちらも三浦梧楼少将率いる明治政府軍によって11月6日までには鎮圧されました。12月3日に山口裁判所・萩臨時裁判所にて弁明の機会を与えられぬまま関係者の判決が言い渡され、首謀者とされた前原一誠ら8名が即日斬首となりました。
ざっくり用語解説
萩の乱
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