ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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王陽明

王陽明(おう ようめい)は明の学者、思想家で儒学の中の陽明学を提唱した人物です。陽明は号であり、本名は守仁。浙江省の出身で父も科挙に合格した知識人です。はじめは、明の官学だった朱子学を学び、28歳で科挙に合格。しかし、官僚としては宦官との対立の結果、地方に左遷されてしまいます。左遷先での生活の中で、思索を深め、朱子学の考えを批判する新しい儒学思想として陽明学を生み出したのでした。学者・官僚としての面だけでなく、武人としても各地の農民反乱や地方豪族の反乱の鎮圧に活躍しました。王陽明は単なる思索の人ではなく行動の人であり、陽明学のキーワードは、「心即理」や「知行合一」といった行動を重視するものでした。

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