ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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日本人移民排斥運動

もともとアメリカは日露戦争での講和条約を仲介しました。その意図は、日本・ロシアのいずれかが決定的な勝利を得ると中国権益、特に満州権益を日本またはロシアに握られてしまい、アメリカが追い出されることを危惧したからです。しかし、日露戦争後に日本は南満州鉄道の敷設権などを手に入れて南満州の権益を固めていきます。アメリカは「中国の門戸開放の遵守」を求めて日本に抗議してきましたが、日本は逆にロシアと日露協約を結んで、ロシアが北満州を勢力圏に置くことを認めてアメリカの干渉に対して跳ね除けようと協力し合う関係になりました。こういった日米関係の中、20世紀に入ってアメリカ西海岸に激増した日本人移民に対する排斥運動が激化しました。

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