日本人(にほんじん)は、1888年(明治21年)4月から1906年(明治39年)12月まで発行された、政教社の政治評論雑誌です。1907年から、『日本及日本人』に改称します。
言論団体である政教社の機関誌として創刊されました。政治的看板は国粋主義でしたが、それは日本のすべてを讃え外国のすべてを退ける極右では全くなく、「宗教・徳教・美術・政治・生産の制度は「国粋保存」で守らねばならぬが、日本の旧態に飽くまでこだわれというのではない。ただし西欧文明は、日本の胃腸で咀嚼し消化して取り入れるべきだ」という主張を展開していきました。