ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

日本史の学び直し.com

  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
ラジレキ

東山文化

東山文化(ひがしやまぶんか)は、室町時代中期の文化を指す用語。8代将軍足利義政が築いた京都の東山山荘(銀閣)を中心に、武家、公家、禅僧らの文化が融合して生まれました。応仁の乱(1467年)以降、戦乱に明け暮れる世の中になってしまいましたが、その一方で、能、茶道、華道、庭園、建築、連歌など多様な芸術が花開いた時代ともなりました。これらの文芸は次第に庶民にも浸透。今日まで続く日本的な文化を数多く生み出すこととなりました。また、京都が戦火に見舞われたことで多くの文化人・知識人が地方の守護大名のもとへ身を寄せたため、文化の地方伝播が進行した時代でもありました。貴族的・華麗・派手な、金閣に代表される3代足利義満の北山文化に対して、東山文化は幽玄、わび・さびに通じる美意識に支えられていると評されます。

関連する学び直しノート