修験道(しゅげんどう)とは、古代日本において山岳信仰に仏教(密教)や道教(九字切り)等の要素が混ざりながら成立した、日本独自の宗教・信仰形態。 山へ籠もって厳しい修行を行うことで悟りを得ることを目的とします。 仏教(密教)の一派として扱われて「修験宗」と表現されることもあります。
ちなみに「九字切り」とは、「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」の九字の呪文と九種類の印によって除災・戦勝等を祈る作法のことで、この行為を「九字を切る(くじをきる)」や「九字切り(くじきり/くじぎり)」、「九字護身法」と表現されます。道教の六甲秘呪という九字の作法が修験道に混入し、その他の様々なものが混在して生まれた日本独自の作法です。