政党内閣(せいとうないかく)とは、議会に議席を保持する政党を基礎に組織された内閣のことです。明治憲法が施行されてからも政府・総理大臣は議会とは関係なしに指名・構成されることが多く、長州閥や軍部の実力者なので、総理大臣に指名されていました。「議会の干渉を受けないぞ!」ということで超然主義をとって、議会と政府が対立することもままあったわけです。米騒動による寺内正毅内閣の退陣後に首班指名された原敬は、爵位を持たない立憲政友会総裁という立場から選ばれました。
大正デモクラシー|国際協調の理想と挫折第一次世界大戦の終結をきっかけに、日本は国際社会での存在感を強めていきました。 \ 国際協調と民主主義の理想を掲げ、政治や外交の面で大きな転換期を迎えます。 国際連盟への加盟と、協調外交の推進 政党内閣の成立と「憲政の常道」 普通選挙法の制定による選挙権の拡大 ワシントン体制下での軍縮と平和への期待 一方で、経済の混乱や社会不安がその理想を揺さぶり、国際情勢の変化とともに協調路線は行き詰まっていきます。 \ 激動の時代、大正デモクラシーの光と影を、ラジレキが独自解説します。 13.第一次世界大戦 #32