ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
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  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
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大黒屋光太夫

大黒屋光太夫(だいこくや こうだゆう)は、江戸時代後期の伊勢国(現在の三重県)の港を拠点とした回船(運輸船)の船頭です。天明2年(1782年)、嵐のため江戸へ向かう途中で漂流し、アリューシャン列島(当時はロシア領アラスカの一部)のアムチトカ島に漂着。ロシア帝国の帝都サンクトペテルブルクで女帝エカチェリーナ2世に謁見して帰国を願い出、漂流から約9年半後の寛政4年(1792年)に根室港入りして帰国しました。

幕府老中の松平定信は光太夫を用いてロシアとの交渉を考えていましたが、失脚。その後、光太夫は江戸で屋敷を与えられ、数少ない異国見聞者として蘭学者と交流し、蘭学発展に寄与しました。

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