ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

日本史の学び直し.com

  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
ラジレキ

由井正雪

由比正雪(ゆい しょうせつ)は、江戸時代前期の日本の軍学者。由井正雪の乱(慶安の変)の首謀者です。慶安4年(1651年)、江戸幕府第3代将軍徳川家光の死を契機として、幕府政策への批判と浪人の救済を掲げ、各地で浪人を集めて挙兵し、幕府転覆を計画しました。しかし、決起の寸前になって計画の存在を密告され、正雪は駿府の宿において町奉行の捕り方に囲まれ自刃して果てました。享年47。遺体は幕府によって磔にされ、正雪の近親も皆殺しとなりました。江戸時代を通じて極悪人とされましたが、由井正雪の乱は、大名取り潰しによる浪人の増加が社会不安に結びついていることが事件の背景にあるとして、4代将軍徳川家綱以降の政治が武断政策から文治政策へ転換するきっかけの一つとなったのです。

関連する学び直しノート