天理教(てんりきょう)は、日本の新宗教で、黒住教、金光教と共に幕末三大新宗教の一つに数えられています。崇拝対象の神の名称が「天理王命(てんりおうのみこと)」であることから天理教と呼ばれています。
天理教の特徴は、この世の元初は泥海で、混沌としていて味気ない世界だったんですが、それを神様が「つまんねーな」となって、人間を造って、人間が明るく勇んで暮らす「陽気ぐらし」を見て、人間とともに「よろこび」「たのしみ」たいと思ったことが理由だそうです。そのため、天理王命(親神)の守護と恵みによって、人間は生かされており、天然自然が存在すると説かれています。なので、人間の役割は、親神が見たいと説た「陽気ぐらし」の実現にほかならず、親神によって生かされているという謙虚な気持ちを持って、欲を捨て、嘘をつかず、平和で豊かな世界を目指すことが重要であるとされています。