堀越公方(ほりごえくぼう / ほりこしくぼう)は、鎌倉公方の後身のひとつです。第5代鎌倉公方・足利成氏は、関東管領を含めた関東諸勢力との対立の結果、1455年に鎌倉から古河への移転を余儀なくされました。その後も古河公方として関東を統治する意思をみせましたが、室町幕府としてはそれを認めずに、新たな鎌倉公方として足利政知(足利義政の弟)を1457年に関東に送り込みました。しかし、足利政知も鎌倉に入ることが出来ず、伊豆国堀越(静岡県伊豆の国市)を本拠地としたことから堀越公方と呼ばれることになります。しかし、その勢力は長続きせず15世紀末には北条早雲によって滅ぼされました。