保護国(ほごこく)とは、形式的には独立国ではありますが、その国の国家主権の多くを他国に譲り、その保護を受けている国家のことです。逆に保護権をもっている国のことを宗主国といいます。保護国は形式的には独立していますが、主権のうち、特に外交権や財政、軍事などを宗主国に握られた状態となっています。特に外交権を失った国家は、主権国家として存在できないので事実上の植民地でした。保護国化されたのちには、最終的には領土化(直接支配)に移行することが多く、韓国の場合も1910年の韓国併合条約によって韓国は日本に統合されました。