ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
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  • 古代国家の成立
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  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
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  • 明治維新と近代国家の形成
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1ドル=308円

第二次世界大戦後、日本の円相場は、GHQが打ち出した物価安定・緊縮財政政策「ドッジ・ライン」によって、1ドル=360円に固定されていました。

この為替レートは、戦後日本が急激に国力を回復し、輸出によって多大な利益を得るうえで非常に良く機能しました。一方、米国は、ベトナム戦争や貿易戦争で国力を失い、国際収支が赤字化し、米ドルの信頼も低下したため、米ドルを金に交換する動きが強まりました。1971年8月、要求に応じられなくなった米国は、ドルの金への交換を一方的に停止します。いわゆる「ニクソン・ショック」です。

さらに同年1971年12月の「スミソニアン協定」によって、ドルは1ドル=308円に切り下げられましたが、1973年2月、再度のドル切り下げで固定相場制は崩壊し、変動相場制へ移行しました。

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