世界恐慌(せかいきょうこう、The Great Depression)とは、1929年に始まったアメリカの株価大暴落に端を発して、1930年代にアメリカを皮切りに世界的に起こった深刻な経済恐慌のことです。世界恐慌の時期は国によって異なるが、ほとんどの国では1929年に始まり、1930年代後半まで続きました。世界恐慌によって日本国内で起きた不況のことを昭和恐慌といいます。この大不況を克服するために、各国は自国経済圏を優先する「ブロック経済」を進めたため、植民地が相対的に少なかった日本・ドイツ・イタリアが困窮・閉塞の度合いを増しました。そのため、世界恐慌は第二次世界大戦の原因として挙げられます。