ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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下地中分

下地中分(したじちゅうぶん)とは、鎌倉時代から南北朝時代までを中心に行われた土地の分割を指し示す用語です。荘園の支配や権利は、平安時代から重層的に入り組んでしまっていて、ややこしいことになっていました。この支配・権利関係を一元化することが求められていました。下地とは、土地自体のことを指しています(それに対して上分(じょうぶん)は、土地から発生する収益のこと)。この下地を、地頭と領主で折半してしまおうというのが、下地中分です。まあ、荘園領主に対して、地頭の力が強まり、「分かった!折半するから、おれの半分のところには手を出すなよ!」という妥協案ですね。ちなみに必ずしも折半ではなく、三分の一と三分の二に分けるとかのケースもあるため、「下地分割」とも言われています。

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