はい!出ました。みんな大好き「ゼン・ポウ・コウ・エン・フンっ!」ですね。これは江戸時代に国学・考古学が流行った際に、この形の古墳を横から見た際に「前が方形、後ろが円形」ということで前方後円墳と呼ばれるようになりました。それまでは「ひょうたん型」とか言われていたそうです。なんかパッとしないですね。ちなみに英語だとKeyhole-shaped tumulusということで、鍵穴形墳墓と呼ばれています。こっちはまだいいな。
この前方後円墳は日本独自の形で、円墳や方墳は中国や朝鮮半島にもあるのですが、これを合体させちゃったのは日本だけのようです。(韓国の南西部に前方後円墳らしきものが14基あるとも考えられていますが、難しいところです。)
どうしてこんなヘンテコな形にしてしまったのか、その理由は定かではありませんが、これが日本では大流行りしちゃうんですよね。最大の古墳である大仙古墳(仁徳天皇陵古墳)も前方後円墳です。