ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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内大臣

内大臣(ないだいじん)とは、明治時代になって1885年に内閣制度が発足した際に、内閣を構成した国務大臣とは別に宮中の大臣職として設置された官職です。天皇の側にあって、補佐する官職で、具体的には御璽・国事の保管(天皇の印鑑の管理ですね)、詔勅・勅書などの宮廷の文書に関する事務を所管しました。一方で、天皇に助言できる範囲については、法学者でも明確に定義できないほど曖昧かつ抽象的であって、天皇との個人的な信頼関係において成立するという役職でもありました。そのため、天皇の戦争責任を問わないというGHQの方針の下で、最後の内大臣であった木戸幸一の裁判結果が注目されたわけです。

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