ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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行基

行基(ぎょうき)は、飛鳥から奈良時代に活動した仏僧です。民衆への直接布教や社会事業を行いました。当時の仏教は国家に管理されており、僧になるにも朝廷の許可が必要でした。 まして、許可も得ずに布教活動をすることは違法行為。 しかし行基は道端で勝手に布教を行ったため、朝廷から激しい弾圧に遭いました。こういった朝廷の弾圧を受けながらも、民衆の圧倒的な支持を得、その力を結集して逆境を跳ね返しました。その後、大僧正(最高位である大僧正の位は行基が日本で最初)として聖武天皇により奈良の大仏(東大寺)造立の実質上の責任者として招聘されました。

しかし、大仏造営中の749年に81歳で死去。朝廷より菩薩の諡号を授けられ、「行基菩薩」と言われるようになりました。

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