ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

日本史の学び直し.com

  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
ラジレキ

太閤検地

太閤検地(たいこうけんち)は、豊臣秀吉が日本全土で行った検地のことです。戦国時代の日本では、個々の農民が直接領主に年貢を納めるのではなく、ほとんどのケースで「村(惣村)」として領主に年貢を納めていました。この体制では1つの村が複数の領主に年貢を納めていたり、農民が有力農民に年貢を納め、そこからさらに領主に年貢が納められるといった複雑な権利・義務関係となっていました。太閤検地ではこういった権利関係を整理し、ひとつの土地にひとりの耕作者=納税者を定めようとします。ただ、帳簿の上でそうしたとしても、実態としては、依然、農村内で様々な権利関係が存在しており、領主に提出するものとは別に、村内向けのより実態に近い帳簿が作成されていたといいます。

その他の特徴として、太閤検地は統一した基準をつかって検地が行われて、その結果は、それまでの貫高制から収穫高を基準とした「石高制」に改められることになりました。これにより、日本国内で土地に用いる単位がおおまかに統一されました。

数の単位

6尺3寸=1間(約191cm)

1間四方=1歩

30歩=1畝

10畝=1反

10反=1町

関連する学び直しノート