第37代天皇。第35代皇極天皇と同一人物です。
天皇となり、一度退位して、また天皇になることを「重祚(ちょうそ)」といいます。
第35代天皇としては、皇極天皇。第37代天皇としては斉明天皇とよばれます。どちらも同一人物のことを指します。なのに、天皇としての呼び名、諡号(しごう)が変わるのは、それぞれの天皇としての時代を分けて考えるためとすると少しは分かりやすくなるでしょうか?
たとえば、今の上皇さま(平成の時代の天皇陛下ですね)が重祚したら(まあそんなことはありえませんが)、平成に戻すわけにもいかないので、別の年号が制定されますよね。そうすると、平成の御代は平成天皇とお呼びして、別の年号については、別の天皇としてお呼びする。って感覚です。伝わりましたかね?