枢軸陣営(すうじくじんえい、英: Axis powers)とは、第二次世界大戦時に連合国(英米を中心とした国々)と戦った諸国のことです。具体的にはドイツ、イタリア、日本の日独伊三国同盟を中心に、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアの東欧諸国、さらにフィンランド、タイなどの国も含まれます。他に連合国が承認していない国家としては、フィリピン第二共和国、ビルマ国、スロバキア第一共和国、クロアチア独立国、満洲国、中華民国南京政府などもあります。
そもそも「枢軸」とは、英語 "Axis" の定訳として用いられている語で、「物事の重要な箇所(枢要な場所、軸となる場所)」を意味し、政治などの中心を意味します。また、国際関係上、親密な関係にあって共同行動をとる国々を意味するものとなりました。
枢軸陣営は、第一次世界大戦後のヴェルサイユ体制における植民地を「持たざる国」であることと反共主義を共通の基盤としていました。