ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
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院庁下文

院庁下文(いんのちょうくだしふみ)は、院庁という元天皇のオフィスが出す正式な文書です。その効力は、詔勅や太政官符などの政府として最終決定意思を表示する文書と、同等であることが認められていました。上記の院宣よりも形式の面でも効力の面でも、より上位にありました。とはいえ、院庁は元天皇のオフィスですから、どちらも元天皇の意志を示していて、即効的に出される院宣の方が頻出ですね。むしろ、院宣の方が「組織」ではなく、「元天皇自身」の意志を示すものとして、歴史を動かしていくことになります。

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