ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
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  • 発展する経済・文化
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院宣

院宣(いんぜん)とは、元天皇からの命令を受けた院司(スタッフ)が発給する文書。天皇の発する宣旨(せんじ)に相当しますが、院庁下文(いんのちょうくだしふみ)よりも私的な形式。

院庁下文が、詔勅や太政官符などの政府として最終決定意思を表示する文書と、同等の効力が認められていたのに対し、院宣は形式の面でも効力の面でも、簡易なものとして発給されていました。すなわち、政府の重要事項については院庁下文で対応し、より即効的または柔軟な対応が必要なときは院宣を発給していたということです。

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