聖徳太子が制定したと伝わる全17条からなる日本最初の成文法。『日本書紀』に「皇太子親(みずか)ら肇(はじ)めて憲法十七条憲法を作りたもう」と、太子自らが起草したことが記述されています。
その内容は、有名ですが、第一条に「和を以て貴しとなす」と宣言されており、最後の17条でも「それ、事、独り断むべからず。必ずもろもろとともに宜しく論ふべし」と独断するな、みんなで議論して決めろと和の重要性を説いています。
第2条では、「あつく三宝(仏・仏法・仏僧)を敬え」とあり、そして第3条にて「天皇の言うことを聞け」という順番になっています。